18日、トランプ大統領はサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談。5月に合意したアメリカへの6000億ドルの投資に感謝を述べ、その場で150兆円規模に引き上げる方針を示した。トランプ大統領はサウジアラビアが求めていたステルス戦闘機F35の売却で合意。F35は中東ではイスラエルだけが保有し、地域の軍事バランスに影響を及ぼすとの指摘もある。会談後の夕食会ではサウジアラビアをNATO非加盟の主要同盟国に指定すると明らかにした。アメリカが安全保障の分野で協力関係にある国は日本・韓国・イスラエル・エジプトなど。主要同盟国に指定されると防衛装備品の共同研究・開発に関する文書を交わすことなどが可能になる。ムハンマド皇太子は政府に批判的なジャーナリストが殺害された事件で関与が指摘されている。アメリカ政府は2021年、国家情報長官室が皇太子は計画を承認していたとの報告書を公表しているが、トランプ大統領は皇太子を擁護する姿勢を示した。
