ニュースウオッチ9 (ニュース)
警察庁によるとオンラインゲームがきっかけで犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは去年は98人、5年前の約1.5倍に増えている。最も多いのが中学生で56人、小学生も22人。95%が女性。実際に会って裸の写真を撮られたり、体を触られたりするなど性犯罪にもつながっている。詐欺事件に巻き込まれたケースもある。ことし1月、ミャンマーで特殊詐欺に加担させられた男子高校生の場合も渡航のきっかけはオンラインゲームで知り合った人物の誘いだった。この問題に詳しい追手門学院大学・櫻井鼓教授は、オンラインゲームならではの特徴について、「お互いに対戦したり、助けてもらい信頼関係がすごく築きやすい。“会おう”と言われると出ていきたいと子どもはなっていく過程がある」と話し、「個人情報を簡単に伝えない。家庭内でゲームをする時間など、ルールを作ることが重要」と指摘。警察庁は「保護者が子どものアカウントを管理する機能があるので、そういったものも活用してほしい」と呼びかけている。