オーストラリア ワーホリバブル 困窮する日本人

2024年9月5日放送 8:14 - 8:28 テレビ朝日
羽鳥慎一モーニングショー (ニュース)

昨日、オーストラリア・ブリスベンで行われた生活困窮者への炊き出しには長蛇の列ができていた。この炊き出しに多くの日本人の若者が並んでいるという。炊き出しの主催者によると、日本人はコロナ明けから炊き出しに来るようになり、多い時は300人中50人が日本人だという。ワーキングホリデーでオーストラリアに来ている日本人の若者が困窮しており、主催者は「彼らは英語が話せず、それが仕事を得られない原因。家賃が払えずホームレスになることを恐れている」などと話した。
ワーキングホリデー制度は、休暇目的で入国し滞在期間中に旅費や滞在資金を補うための就労を認める制度。申請時の年齢は18歳以上30歳以下。現在は30の国と地域が対象。コロナ収束以降、多くの日本人がこの制度を使ってオーストラリアへ渡った。一時は円安の影響でアルバイトでも破格の収入を得られると話題になっていたが、最近はなかなか仕事が見つけられないという。去年8月にワーホリでやってきたおじゅんさんは、オーストラリアに来て1か月経って仕事が見つかったという。おじゅんさんいわく、大事なのは「英語力とタイミング」。おじゅんさんは海外留学を経験しており、日常会話程度の英語力はあったというが「英語力は全然足りなかった」という。そんなおじゅんさんが見つけたのはレストランでの仕事。しかしパートタイムではなく、仕事が出来ないと翌週のシフトが減らされるという厳しいものだったという。オーストラリアでは1つの求人への応募が多いため、仕事ができないとすぐに切られるとのこと。
去年10月にワーホリでオーストラリアにやってきた北山楓太さんは、語学学校に通い仕事を探したが、英語が話せなかったためファームでブルーベリーなどをもぎ取る仕事に就いたという。しかしそのファームは1日8~9時間働いても3000円しかもらえない違法なファームだったという。オーストラリアの最低賃金は24.10豪ドル(約2300円)だが、北山さんの働いていた農場は歩合制と称し安い賃金で働かせていたとのこと。条件の良い仕事を見つけるには時間がかかるため、北山さんはこの農場で4カ月間働いたという。その後日本食レストランに転職するが、骨折するとすぐにクビになり無職になった。今年7月にカジノに入るキッチンの深夜清掃の仕事が見つかったという。
オーストラリアでフルタイムで働くしょなるさんは、週5日金属加工工場で働き、月収は9000豪ドル(約90万円)。仕事探しでは日本で工場勤務していた経験をアピールし、安定した仕事を見つけることができたという。ただ身の回りで仕事探しが難しくなっていることを実感しているといい、英語圏(英国、カナダ人など)からワーキングホリデーに来る人が増えているとのこと。母国語が英語の人たちは資格や経験がそのまま使えるので強いという。しょなるさんいわく、実際に同じ職場にアイルランド人が4~5人に入ってきたとのこと。ワーホリでオーストラリアに来たおじゅんさんは「大前提は英語力」や「初期費用が必要。しっかり貯金してからオーストラリアに来ないと仕事はすぐには見つからない」などと話した。


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