モーサテ Marketリアル
キリンホールディングスの南方健志社長をスタジオに招いて話を聞く。ヘルスサイエンス事業は3本柱のひとつ。社会課題を経営課題の中心に据えるCSBKを行っているが、健康については重要な社会課題と捉えている。発酵バイオテクノロジーを強みとして、医薬事業に続いてヘルスサインス事業に参入。コロナ禍を経ても世界中で健康に対する関心が高まっている。大きな鍵を握るのは、キリングループの独自素材「プラズマ乳酸菌」。日本で初めて機能性表示食品の認可を取得。「プラズマ乳酸菌」は免疫細胞全体を活性化する。先月、プラズマ乳酸菌入り子ども専用健康飲料「ムテキッズ」を発売。プラズマ乳酸菌は医薬品の可能性もあり、国の研究機関と共同で研究開発を進めている。ヘルスサイエンス事業を主導してきたのが南方社長。オーストラリアの健康食品大手・ブラックモアズを買収した狙いは、アジア・パシフィックで最大級のヘルスサイエンスカンパニーを目指すこと。既に台湾でプラズマ乳酸菌を使って、ブラックモアズ社のブランドとして販売を開始している。