クマ被害による死者6人 個体数の増加が影響か/毎月クマ目撃など100件下回る 兵庫「ツキノワグマ管理計画」

2025年10月9日放送 11:13 - 11:18 テレビ朝日
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今年度クマの被害で亡くなった方が過去最多となっている。背景にあるのがクマの個体数の増加だという。環境省によると山にいるツキノワグマの数はここ5年の調査で推定4万2000頭。調査方法の技術の進歩などにより単純比較は出来ないが、15年前の1万6000頭の約2.5倍となっている。専門家は「東日本では山中にクマが急増していてあふれ出ている状態。類推すると東北地方は繁殖率が高く1年で20%増加した地域もあるのではないか。」などと指摘する。一方で人間とクマの接触が減少している地域もあるようだ。兵庫県が発表している6~8月のクマの目撃・痕跡件数は去年は毎月100件を超えているが、今年は3か月連続で100件を下回っている。ただ兵庫県も全国同様個体数は増加傾向にあった。兵庫県では周辺地域を含めて2つの地域で生息数を推計していて、推定増加率は西側:16.1%、東側:14.8%となっている。個体数が増えているのに人間との接触が減っていることには県をあげた取り組みの効果があるようだ。兵庫県は2003年から「ツキノワグマ管理計画」をはじめている。計画の策定にも関わった専門家は「個体数管理」と「被害管理」の2つのポイントがあり、そのためには専門家などを中山間地域に常に配置する必要があるという。兵庫県では一度捕獲したツキノワグマにマイクロチップを埋め込み山に放し、生息域の変化や個体数をモニタリングし、一定数を超えた場合は必要数だけを駆除し、人里に降りてくるクマを取り除く管理をしているという。また、クマが人里に引き寄せられる主な原因は自生をしていたり放置されたりした果樹で、特に柿は原因の8割にのぼるそう。そうした管理できていない柿の木などを市町村や住民が調査・伐採して森と街との緩衝地帯を整備することでクマと人間の接触機会を減らすという。


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