大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル
北海道芦別市で銘柄米を作る沼田哲男さんは約10年前から海外へのコメの輸出を始め、日本米の需要の高まりを感じている。輸出米を作る農家・沼田哲男さんは「最初はシンガポールと同じお米を食べる文化としてアジアを狙っていたが、ハワイやロサンゼルスが増えてきている、令和6年度の実績ではアメリカ60%、シンガポール20%、香港20%」と話した。日本全国でもコメの輸出量は年々増加し、去年は4万6000tと過去最高を更新。農水省によると、背景にあるのは海外での日本食レストランの増加。政府はコメの輸出目標を2030年までに35万tと去年の約8倍に増やす目標を定めた。沼田さんは「単体の農家としては目標が大きすぎる。農家の今持っている面積一戸あたりの単位が小さすぎる」と話した。さらに、輸出米は作付け段階から申請が必要で、収穫後に国内用に変更は原則不可。輸出用と国内用ではコメの栽培方法も異なってくる。