国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL
南シナ海の領有権を巡り、争っているベトナムと中国の関係について。様々な国と地域が領有権を主張している南シナ海だが、特に中国はほぼ全域の権益を主張しており、各国との対立が激しくなっている。中国との衝突が頻発しているのがフィリピン。今月4日にはスカボロー礁周辺でパトロール中の船が中国海警局の船から放水銃を発射されたり衝突されたりしたとして中国を非難。一方、対照的な対応で中国と対峙しているのがベトナム。10年前、大規模な反中デモが起きたが、その後表立った動きは見せていない。対中外交を闘争と協力の2本柱で進めるベトナム。その実態を取材した。