列島ニュース (長崎局 昼のニュース)
サーモンの養殖に取り組んでいるのは、雲仙市南串山町の水産会社。きのう、サーモン約3000尾を積んだトラック2台が漁港に到着し、クレーンでつったかごを使って海面に浮かべた生けすに放す作業が行われた。この会社では、おととし、雲仙市の沿岸の橘湾で発生した赤潮で養殖してサバが大量に死んだ被害を受けて、去年からサーモンの養殖を始めた。しかし、1年目の養殖ではサーモンが十分にえさを食べず、半数近くが目標の大きさに成長しなかったことから、2年目の今回はトラックで運ぶ時間を短くしたり、生けすの水面近くで放して衝撃を抑えたりすることで、ストレスを与えないようにしているという。この養殖サーモンは、ことし4月ごろに水揚げされる予定。