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デンマークの自治領グリーンランドを米国が所有すべきとするトランプ次期大統領の発言を巡り、ドイツ・ショルツ首相がトランプ氏に対する警告を発したとドイツのメディアが伝えた。ショルツ首相は「最近の米国からの発言について我々は理解しきれていない。国境の不可侵の原則はすべての国に適用される」と強調した。地球上最大の島であるグリーンランドは原油やガスなどの地下資源が豊富。自治政府の首相は「グリーンランドはグリーンランドの人々のものだ」と述べた。デンマークも、かつての植民地を米国に奪われたくはない。このためか、王室の紋章の白熊を大きくした。グリーンランドの管理についてトランプ氏は軍事的圧力も排除しない考え。同様に戦略上、重要なパナマ運河と隣国カナダにもねらいを定めている。ドイツとEUはトランプ氏のこうした発言は受け入れられないとの立場。