列島ニュース 鹿児島県 昼のニュース
県内のシラスウナギ漁は冬から春先に解禁され、4か月間の漁が先月いっぱいで終了した。今シーズンの漁獲量は2492.3キロと去年の3倍以上にのぼり、34年ぶりに2000キロを超えた。急増の理由について県は、はっきりしたことはわからないとしつつ、孵化した稚魚が日本沿岸を流れる黒潮に乗りうまく流れて来たのではとしている。国のまとめによると、鹿児島県の養殖うなぎの生産量は令和4年で全国1位だが、シラスウナギの漁獲量は昭和49年度の3449キロをピークに減少傾向で全国的に減少傾向が続いている。県の水産振興課は、引き続き漁の期間の短縮や親うなぎの保護を行い資源管理に努めたいとしている。なお今シーズンの稚魚は夏の土用の丑の日には出荷が間に合わないためすぐに販売価格の低下には繋がらない見通し。