フェイク・バスターズ (“情報”に翻弄された2024)
憲法学者の山本龍彦教授によると、ユーザー自身が獲得した情報かと思いきや、SNSのアルゴリズムによって提供されたものだったりするという。ブラジルでは偽情報の規制に応じなかったとして、最高裁判所がXのサービスを一時停止した。オーストラリアでは16歳未満のSNSの利用を禁止する法案が可決した。平野啓一郎氏は強権的なSNS規制には反対で、「言論活動を息苦しくしている」と話す。山本教授はSNS事業者の収益化構造を揺さぶることで、健全化への道を歩めると考えている。