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函館の初夏の風物詩・スルメイカの初競りが初めて中止となる異常事態。漁師からは「廃業だ。助けて。本当に危機的」と悲鳴の声。おとといスルメイカ漁が解禁されたが、数匹という記録的な不漁だった。函館魚市場・美ノ谷営業部長は「ゼロは初めて。寂しい」と話す。函館にとってイカは重要な観光資源。函館市場でのスルメイカの取引量は2008年をピークに年々減少。2018年以降は1千トンを割り込んでいる。漁師からは休漁の声もあがっている。不漁の原因の1つは黒潮大蛇行による漁場の変化。気象庁は先月、7年9ヶ月続いた黒潮大蛇行に終息の兆しがあると発表。北海道大学水産科学研究所・山村織生准教授は「去年よりは多少悪影響が弱まるのを期待していい」とコメント。