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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から3年。双方の犠牲は拡大している。ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、記者会見で、みずからの辞任と引き換えにNATO(北大西洋条約機構)への加盟が実現するなら進んで辞めるとして、みずからの進退をかけてウクライナに平和をもたらす覚悟があるという考えを示した。一方、ロシアのプーチン大統領は23日、祖国防衛者の日の式典で軍事侵攻は順調に進んでいるという認識を示した。停戦に向けた外交は活発化しているが、ウクライナはアメリカのロシアと歩調を合わせるような動きに警戒を強めていて、24日にはヨーロッパ各国の首脳などを首都キーウに招いてウクライナが求める公正な平和を実現すべきだと結束を確認する見通し。これまで連携してロシアと対峙してきたアメリカとウクライナやヨーロッパとの間で立場の隔たりが表面化し、停戦が実現する見通しは立っていない。