タモリステーション 誕生103年 デパ地下 徹底分析
デパ地下で売られている惣菜の量り売りは店員さんにとって至難の業。ポイントは「盛り山を崩さない」、「パック内の具材バランス」、「少ない回数で取り分ける」の3つ。タモリさんも実際に挑戦し、重さに関しては5gの誤差にとどめたが、盛りつけではサーモンが見えていないなどの違いがあった。
日本のデパ地下の包装技術が世界で話題になっている。包装は日本の文化の中で大事な位置付けになっている。山本海苔店の古澤店長いわく、丸い筒を包むのが一番難しいとのこと。古澤さんは16秒で包み終えたが、タモリさんは「滑る」などと苦戦していた。
三越や伊勢丹は元々呉服屋で、畳の上で座売りをしていた。その時に客の下足を預かる場所が地下にあったという。しかし関東大震災直後に群衆が店に押し寄せて下足置き場が大混乱になったことから、どの百貨店も震災後の新築工事を機に土足を解禁。その後不要となった下足置き場の空きスペースに食料品を置いたのがデパ地下の始まりだという。そして地下鉄が開通したことによって地下に人が多く集まるようになり、デパ地下の繁栄につながったという。さらにデパ地下を訪れたお客さんが上の階にも行きたくなる「噴水効果」が百貨店全体の売上に大きく影響しているとのこと。