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再生可能エネルギーの研究拠点としても知られる福島県。先月そこでトヨタ自動車の新たな取り組みが発表された。バイオエタノールの原料になるソルガムの試験栽培場をトヨタ副社長が案内した。トヨタやENEOSなどが2022年から共同で研究開発を進める新たなバイオ燃料の原料だ。バイオ燃料はトウモロコシやサトウキビなど可食原料が主流。ソルガムは乾燥に強く痩せた土地でも育ち、年に2度収穫可能な種類もあることから量産化に期待が出来るという。去年11月には精製プラントを建設し、ソルガムを発酵させるなどしてエタノールにする際、独自の酵母を使うことで高い効率で精製できる手法を開発した。地球的課題の脱炭素。欧米中心にEV減速傾向となるなか、日本は電気、水素、バイオ燃料の研究を進め多様な選択肢で脱炭素を進めたい考え。トヨタは秋には公道でソルガム活用のバイオ燃料の実証実験を始める予定。