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先週末、静岡県の富士スピードウェイで行われた耐久レース。ひときわ大きなエンジン音を響かせていたのはトヨタ自動車が開発中の水素エンジン車。去年から液体水素を使い航続距離を飛躍的に伸ばすなど実用化に向けてさらに進化を続けているが、他にもこの日初公開された注目の車が。水素エンジンと電気モーターの両方を搭載した水素エンジンハイブリッド車。助手席部分にバッテリーを搭載。従来の水素エンジン車と比べて1回の水素の補給で走れる距離が200kmから約250kmに伸びたという。水素エンジンをモーターがサポートすることで加速性能も向上。トヨタ自動車は来年の春からオーストラリアの公道で実証実験を始める予定。トヨタとJAFが共同開発したロードサービスカーはガソリンはもちろん水素と電気の補給が可能。100km走行分の水素なら1分半で充填完了。来年春に国内で実証実験を始めたいとしている。