スーパーJチャンネル 追跡
花火の季節にはさらに外国人が殺到する日本の夏のレジャー「屋形船」。料理の楽しみといえば「天ぷら」。新鮮な魚介類を船内で調理した揚げたての江戸前天ぷら。初来日のアメリカ人のハテナは大根おろし。初めて口にする天ぷらと大根の相性に思わず舌鼓。さらに、東京湾の夜の絶景を眺めながらの食事も屋形船の醍醐味。外国人のハテナ「ナゼ『屋形船といえば天ぷら』なの?」を追跡。“浮かぶ料亭”と呼ばれる晴海屋・安田進社長に話を聞いた。江戸時代から夕涼みができる船遊びとして親しまれた屋形船だが、現在のような天ぷらを楽しめる屋形船が広まったのは昭和以降。担い手は釣り船の漁師たちだった。漁場を知り尽くした漁師たちが釣った魚をその場でさばいて提供。新鮮な魚を限られたスペースで短時間で調理でき、高級感のある料理だったからこそ、天ぷらは屋形船で振る舞われるようになった。