情報7daysニュースキャスター FOCUS:
「光る植物」は花や葉、茎までも自ら光っている。発光する生物は自然界にはホタルのほか一部のプランクトンやキノコなどがあるが、植物で自ら光るものは存在しない。大阪大学産業科学研究所の永井健治教授は「光るキノコ」の遺伝子を組み込むことで、光る植物を開発したという。研究開始当初は「何の役に立つのか」と白い目で見られたが、それが永井教授の研究者魂に火を付けた。永井教授の未来予想図は、道路やテーマパークの植栽を鮮やかに光らせるもの。他にも光るタンパク質「ナノランタン」を開発し、あらゆる植物に組み込みカラフルに光らせたいという野望を持つ。技術的には5年後の完成を目指している。