大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル
フジテレビの経営陣の刷新を求める声が高まっている。役員の今後の進退について、27日の会見で遠藤副会長は「嘉納と港が退任した後の新組織はあくまで暫定的なもの。第三者委員会の報告をめどにそれぞれの役員が責任をとるべき」とし、3月末に経営体制が変わる可能性も示唆している。おととい、文化放送の齋藤社長を含む、フジ・メディア・HDの社外取締役7人が連名で、フジテレビとフジ・メディア・HDの社長宛に提言を公表し、候補者の面談など、調査を実施するための情報提出を求めるとしていて、新たな経営陣の人選に関わると考えを示している。正午から開かれる取締役会で社外取締役の提言についても話し合うとみられている。
社外からも経営刷新を求める声が高まっていて、日枝相談役取締役の進退が焦点となっている。ゼナー・アセットマネジメントは、「フジ・メディア・HDにおける日枝氏の影響力は不釣り合い。これを精査し、見直す必要があると感じざるをえない」とし、「40年以上、フジの役員を務める日枝氏を年頭に取締役の在任期間などを見直す必要がある」と指摘している。またCMを見合わせているスポンサー企業は「日枝さんが結局辞めなかったというとことで、根本的な解決にはならいのでは」などと評価している。日枝氏の進退について、フジ・メディア・HDの場合は「日枝氏が自らの判断で辞任」、「任期満了で退任」、「株主総会で再任された場合は続投」、「株主により解任される」の4つが考えられるとしている。日枝氏の姿勢について、風間さんんは「選択肢として、いつ辞めるんだという状況に陥っている。これまで辞めている経営陣の人たちが企業文化というものを原因の一つとしている。任期満了での退任という道を選ぶと思う。問題の幕引きというものを経営陣は考えていると思う。」などとコメントした。
社外取締役7人が新しい経営陣の人選に関わるような動きについて、風間さんは「先日発表された体制が暫定的だというのに、驚いた人もいたと思う。人選に関してはおそらく、社内からの承認ではなく、グループ全体やその他企業からの外部招聘を考えている」などと解説した。