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26日に投開票が行われたベラルーシの大統領選挙にはロシア・プーチン大統領の盟友として知られ、ヨーロッパ最後の独裁者とも言われるルカシェンコ大統領をはじめ、合わせて5人が立候補した。中央選挙管理委員会は27日、開票に関する中間発表を行い、得票率はルカシェンコ大統領が86.82%で、2番手候補の3.21%を大きく上回る圧倒的な支持を集めたとしている。開票率は明らかにしていない。ルカシェンコ氏の7期目の当選が確実になり、反対勢力を弾圧してきた強権的な統治が続く見通し。また中央選挙管理委員会の発表では投票率は85.7%で、外国からの選挙監視委員の参加も得て混乱なく投票が行われたとしている。前回の大統領選挙では、不正を訴える市民の抗議活動は徹底的に弾圧された。民主化運動を率いてきた反政権派の指導者は「民主国家で行われる選挙とは全く別物」だとして正当性がないと批判している。