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自動車メーカー・ホンダがEV(電気自動車)の専用工場を新設を公開。建設費は日本円で約730億円、年間12万台が生産可能。ホンダにとって中国で2カ所目となるEV専用工場。背景には、中国市場での深刻な販売不振がある。去年一年間に中国で販売されたホンダ車は、約85万台(前年比30.9%減)。9年ぶりに100万台を下回った。苦戦の理由は、ホンダで販売されている車の多くがエンジン車だったことにある。中国では現在、EV購入者に対し国から補助金が出ることなどから需要が増加。EVなど新エネルギー車の新社販売台数は、全体の半分近くまで拡大すると予測されている。中国メーカーが多様な車種のEVを販売し売り上げを伸ばす一方、これまでエンジン車がメインだったホンダなどの日本のメーカーは、中国市場で苦戦を強いられている。ホンダは2035年までに中国で販売する全新車をEVにして業績回復を目指す。