NHKニュース おはよう日本 おはBiz
人手不足で悩む物流業界の課題の1つがトラックの積載率の低さ。平均で積載可能な量の40%程度しか活用していない。これを高めるための対策がマッチング。ヤマトホールディングスが設立した新会社は、荷主から「どれだけの荷物をいつまでにどこに運びたい」というニーズを受け付けるとともに、運送会社から「いつ、どこに荷物を運ぶ計画があるか」という情報を提供してもらう。双方の情報をシステム上で突き合わせ、まだ荷物を載せる余裕があるトラックをこれから荷物を出そうとする荷主のもとに回す仕組みで、トラックの積載率や稼働率の引き上げにつながると期待される。また、物流大手のセイノーホールディングスが都内のベンチャー企業と設立した新会社は各地の荷主の依頼を一覧で示し、運送会社に選んでもらうサービスを提供していて、物流の効率化を目指そうという取り組みが広がっている。