モーサテ (経済情報)
7月31日のNY株式相場は好決算を発表したIT株が牽引し上昇して始まったものの、インフレや関税への懸念から下落して取り引きを終えた。前日に売上高などが予想を上回ったマイクロソフトは一時8%上昇した。取引時間中にエヌビディアに続き2社目となる時価総額4兆ドルに到達。メタも11%以上の大幅高。ただ、マーケットの勢いはその後失速。この日発表された物価指標や雇用コスト指数が予想を上回り、改めてインフレ再燃が意識された。また、トランプ政権がこの日、製薬大手17社に書簡を送り「薬価の引き下げを要求した」と明らかにしヘルスケア株が下落。翌日には関税発動も予定される中、企業業績への懸念も広がっている。また前日に銅製品への関税が発表されたことで、この日もニューヨーク先物価格は約22%下落した。