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若い世代で深刻になっている自傷行為。中でもリストカットの傷跡は辛い時期を過ぎた後も特徴的な傷が長期間に渡って当事者を苦しめることがあるという。中学3年生の時にリストカットをしたことがある30代男性は、成長してからも手首の傷痕を見るたびに辛かった当時の記憶が蘇ってしまうと話した。リストカットの傷跡は皮膚の深い所まで達している事があるため、治療が難しいという。形成外科医の村松医師は、こうした患者の悩みに応えようと再生医療の技術を応用して患者から採取した皮膚で作る培養表皮を使った治療を考案した。今年1月にこの治療を受けた50代の女性は、10代の頃のリストカットの傷を隠すために40年近く長袖を着て生活してきたそう。傷跡が原因でアルバイトに採用されなかったなどがあったというが、治療を受けることで今後は傷跡を気にせずにやりたい仕事に就きたいと話していた。
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