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きょう上皇さまが、91歳の誕生日を迎えられた。宮内庁によると、上皇さまは体調に大きな変わりはなく、ケガをした上皇后さまの様子を気遣いながら、静かで穏やかな日々を規則正しく過ごされている。食事の際は誤えんを防ぐために会話を控えつつ、テレビのニュースで国内外の動向に目を留め、特に今年は地震と豪雨で被災した能登半島の状況を案じられていたという。5月には疎開先だった栃木県の旧日光田母沢御用邸などを訪れたほか、日課として上皇后さまと池宮城秀意さんの著書「戦争と沖縄」を音読されるなど、今も日常と戦争の記憶は深くつながっているという。また週3日は、皇居の生物学研究所などでハゼ科魚類の分類に関する研究を続け、自身の論文の再検証などに取り組むほか、江戸時代のオランダ商館の医師・シーボルトが日本で採集したハゼ類の標本に関心を示されている。上皇后さまの右大腿骨上部骨折の際は、とても心配なされている様子だったが、今月の初めからはリハビリを兼ねて、一緒に朝は仙洞御所内を歩き、夕方は赤坂御用地内を散策されている。きょうは仙洞御所で祝賀を受けられる。