新美の巨人たち 新美の巨人たち
広島県・大竹市にある下瀬美術館は2023年に竣工された美術館。世界で最も美しい美術館に選ばれた。展示室への入口となるエントランス棟と、壁に空や緑がうつりこみ周囲に溶け込んでいる。金属膜をコーティングしたガラスはハーフミラー効果で夜になるとあかりは透明に。楕円形の空間には、ミュージアムショップやカフェが併設されている。圧巻はそびえ立つ2本の柱。枝を広げた大木のよう。木の優しいかおりに満ち溢れ、眼の前には瀬戸内海おの雄大な風景が広がっている。展示室に向かうとエントランスの奥には8つのカラフルなキューブが並んでいる。これが下瀬美術館を象徴する8るの展示室。大きさは一つ10m四方。表面がカラーガラスで覆われている。まるで水盤に佇むオブジェのように、そこに世界初の試みが。