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衆議院選挙で与党が過半数割れしたことで、国会では大きな変化が表れた。衆議院の予算委員長が、30年ぶりに野党から選出された。衆議院はきのうの本会議で、“国会の花形”とも言われ、政府の予算案を審議する予算委員会の委員長に、立憲民主党の安住淳前国対委員長を選出した。野党議員が選ばれるのは30年ぶり。立憲民主党・安住“新”予算委員長は「与党が一方的に日程を決めて、どんどん今までのようにやってきたのとは違って、与野党伯仲らしい熟議の国会が実現すればいいかなと思っておりますので、黒子に徹して頑張ります」と述べた。今回の選挙結果を受け、野党側が多くの委員長ポストを手にした。立憲民主党から、憲法改正も議論する憲法審査会の会長に枝野幸男元代表、選択的夫婦別姓をめぐる議論などが行われる法務委員会の委員長には西村智奈美氏が選ばれた。第2次石破内閣の副大臣と政務官人事が行われ、生稲晃子参議院議員が外務大臣政務官に、今井絵理子参議院議員が内閣府大臣政務官に起用された。今回の人事では、裏金問題で政治資金収支報告書に不記載があった、いわゆる“裏金議員”の起用は見送られた。