国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL
広東省の中心部から車で2時間あまりのところにある村の宿泊施設は地元農家が使っていた建物を改築し作られた。2年前の開業以来、都市部の人を中心に約8万人が訪れているという。少数民族の刺繍を使った小物作りなどが体験できる。農村振興は官民一体で進められている。地元政府はこの地域の経済活性化のため、新たに法人登録する企業の所得税を4割免除。一方、宿泊施設は地元の人を積極的に雇用し、スタッフの約半数が地元出身。観光を農村振興の新たな起爆剤にしようと施設では今後客室を倍以上に増やし、雇用も増やす方針。一方、ある疑似体験を通じ経済の活性化につながる動きもある。内陸部の陝西省の村に描かれたのは北京の観光地の1つである天安門。農村にいながら北京旅行を疑似体験できるとあって、地元や周辺地域からの人で賑わっていた。同じく内陸部の河南省の農村の壁には万里の長城が。訪れた人がSNSに投稿することで拡散され、農村の新たな魅力として注目が集まっている。多くの人が訪れるようになった村の通りには露店が並び、農村の新たな収入源となっている。
