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総合優勝最多14回の“名門”中央大学は、チームの強さの指標と言われる10000mの平均タイムが28分15秒62と、出場する20大学の中でトップ。中央大学の注目選手は、中央大学史上初めて“一流ランナーの証”と言われる10000m27分台をマークした溜池一太(3年生)と、前回の箱根駅伝で7区を走った吉居駿恭(3年生)の“3年生コンビ”。前回の箱根駅伝で当時、4年生でエースだった兄・吉居大和から給水をもらった弟・吉居駿恭が、7区の区間賞を獲得した。しかし、中央大学は大会直前に体調不良の選手が続出し、総合13位に終わった。そのリベンジを誓い、夏合宿で毎日、行ったのが基礎トレーニングで、特に股関節周りの筋肉「腸腰筋」を強化。腸腰筋を鍛えると、下半身が安定してレース後半での失速を防ぐという。努力を積み重ねてきた中央大学は、29年ぶり15回目の総合優勝に挑む。