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城西大学は2日の往路優勝を狙う。城西大学は前回の箱根駅伝で、城西大学史上最高の総合3位となった。この躍進のキーパーソンとなったのが、過酷な「山の5区」で2年連続の区間新を記録し“山の妖精”とも呼ばれた山本唯翔(当時4年生)だった。しかし、その“絶対的エース”の卒業により、今回の「山の5区」を、各校のエースが集う「花の2区」を2年連続で務めた斎藤将也(3年生)が引き継ぐ。斎藤将也は、“仮想5区”とも呼ばれている、おととしの「激坂最速王決定戦」で山本唯翔を抑えて優勝している。そして、今年の出雲駅伝の3区と全日本大学駅伝の3区で区間賞を獲得したヴィクターキムタイ(3年生)も、往路を走る有力候補の1人。さらに、異色の経歴の選手もいて、城西大学史上初の同行会出身からの箱根ランナーとなった4年生の久保出雄太は今シーズン、5000mで自己ベストを4戦連続でマークするなど絶好調。タレント豊富は城西大学が、往路初優勝を狙って“3強”を脅かす。久保出雄太(4年生)は「1区で暴れてやろうかな。そこで勢いに乗せてやろう」と話す。