THE TIME, BIZニュース
日本の輸入原油は約9割がホルムズ海峡を通過。原油高騰など影響が懸念されていた。昨日トランプ大統領は「停戦合意」を発表。ホルムズ海峡封鎖の可能性は低くなったと見られるが、武藤経済産業大臣は「必要があれば石油備蓄の活用の検討を含めて適時適切に対応したい」と石油の安定供給に支障が生じた場合、備蓄している石油の活用を検討する考えを示した。石油備蓄が始まったきっかけは1973年におきたオイルショック。現在苫小牧東部、むつ小川原、久慈、秋田、福井、菊間、白島、上五島、串木野、志布志の国家備蓄石油基地があり、輸入量の147日分が備蓄されている。東日本大震災など災害時にも活用してきた。ホルムズ海峡が封鎖された場合、武藤経済産業大臣は国際エネルギー機関などと緊密に連携していく考えも示している。