土曜はナニする!? にほんもの学校
宮城県の松島を中田英寿、前園真聖が訪問。今回のテーマは「牡蠣」。高品質な牡蠣とは一体?奥松島と言われるエリアの「後藤水産」へ。牡蠣は1月から3月が一番おいしいという。後藤晃さんは牡蠣養殖に携わり約40年。息子の後藤晃一さんと親子二人三脚で日々牡蠣と向き合っている。水揚げした牡蠣をゴミと分ける作業、その後は滅菌海水に24時間漬ける。他県より厳しい検査基準。10人がかりで、朝7時から夕方まで手作業で合計100kgの牡蠣を捌く。前園真聖が牡蠣捌きに挑戦。牡蠣は白い部分が厚いほど美味しいと言われていて、加熱しても縮みにくいという。「鳴瀬牡蠣」は1年物の養殖。大きく育ち栄養満点で濃厚な味わいになるのだとか。牡蠣を美味しく育てる海に出る。後藤晃一は震災の時に就活だったといい、震災で小学校も中学校もなくなったという。問題「牡蠣の赤ちゃんを何にくっつけて養殖する?」。正解「ホタテの貝殻」。鳴瀬牡蠣は穏やかな内湾で育てた後、潮の流れの早い場所で荒波にさらすという。近年の海水温の上昇で牡蠣に被害をもたらす生物も。昨年は牡蠣不足による牡蠣祭りが中止に追い込まれる事態に。
後藤家で愛される簡単漁師メシを頂く。牡蠣の「カンカン焼き」を紹介。牡蠣を入れ日本酒または水を100cc注ぎ10分蒸らす。自宅では殻付きの牡蠣にラップをしっかりして個数×1分でレンチンするだけ。生やボイルが苦手だという中田は、お世辞でもなくこんなクセがないの中々食べたことがないとコメント。牡蠣の天ぷらはてんぷら粉を付けて揚げるだけ。最後は市販のスイートチリソースにケチャップを適量入れ牡蠣に片栗粉をつけて揚げれば「牡蠣チリ」が完成。環境問題、震災、温暖化、後継者問題を抱えながら美味しい牡蠣を追及しているという。スタジオで「カンカン焼き」を試食。後藤晃さんは、この40年で海の状況は変わっているといい、こんなはずじゃなかったっていう海になったという。今回は後藤水産の鳴瀬牡蠣を視聴者プレゼント。