Nスタ きょうのイチバン
今年の新米の価格は?米の概算金が例年は7月末から8月にかけて決定するが、今年は早い地域で3月に決定することもある。概算金とは生産者に支払う前払金で、その年の米の小売価格に影響する。専門家は3月に概算金を示すのは異例で、早期に提示することで農家を囲い込むのが狙いではと話す。米の価格が概算金によって決まるので、概算金の価格が注目されている。JAの概算金は、JA全農にいがたは2025年度は60キロあたり2万3000円予定となっている。前年当初に比べて6000円上がっている。JA会津よつばは60キロで2万5000円で、前年比4800円プラスとなっている。この金額の理由として、資材高騰や値段を吊り上げ農家を囲い込む業者に対抗するためなどが上がった。専門家は生育状況が悪くなければ5キロ3500円程度になるではと推測。
次はJAを通さない業者の動きを紹介。千葉県の米農家によると、今年の新米について2、3月頃から米殻問屋による問い合わせが増えてきており、問屋から提示された金額は今年の玄米60キロに対して3万5000円から4万円程度の提示がある。収穫予定の8割が既に契約済みだという。千葉県内の農家は肥料代などの高騰化から、概算金が3万円くらいないとJAに米は集まらないと思うと話す。