真相報道バンキシャ! (ニュース)
速報。日本維新の会が先程会見を行い、自民党との連立について吉村代表と藤田共同代表に対応を一任することが決まったと話した。
毎年約50万人が来場するなにわ淀川花火大会は大阪の夏の風物詩だが、今年は万博の閉幕を待って開催された。会場には日本維新の会・吉村洋文代表が現れ、スイッチを押すと夜空に花火が打ち上げられた。
次の総理大臣をめぐって揺れる日本の政治は今、山場を迎えている。自民党と日本維新の会の間で行われている連立を見据えた協議。総理大臣指名選挙があさってに迫る中、自民党元議員、それぞれの党員を取材。きのう花火会場で出会った自民党・中山泰秀元衆議院議員は大阪市が地元。ステージ上で日本維新の会・吉村代表と笑顔で言葉を交わす。これまで維新に対して複雑な思いを抱いてきた。大阪における維新の圧倒的な強さ。去年の衆院選で大阪の19の選挙区で維新が全勝。中山氏は政治資金の不記載(裏金問題)が逆風となったこともあり、維新の候補に大差で敗北。もし2つの党が連立を組めば同じ選挙区で自民と維新の候補者が戦うのは良くないとして中山氏は立候補できなくなる可能性もある。花火大会後、話を聞いた。「とにかくどんな手段を使ってもいいから高市氏が内閣総理大臣に首班指名できちっと選ばれて官邸に入ることが最も重要だと思っている」と維新との連立は否定しなかった。選挙に出馬できなくなる可能性について「今、一番目の前にあるのは首班指名を勝ち取ること」と自らの選挙よりも高市氏を総理にという思い。支持者からは選挙を考えると連立は受け入れられないとの意見が多く上がった。
自民と維新の連立には他にも高い壁がある。企業・団体献金の廃止、議員定数の削減など吉村代表が連立入りの絶対条件とした政策。党員たちはこの条件をどう捉えているのか。自民党と維新のベテラン党員に話を聞いた。維新側は連立に賛成、自民側は反対。企業・団体献金について維新は廃止を求めているが、自民は献金額などの公開で透明性を高める方針。