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小泉農林水産大臣が進めている備蓄米の随意契約は、米を扱う小売業者などが対象で、今月末までに売り切るよう求めていた。しかし出庫作業などが追いつかず、備蓄米が届くのが遅れている小売業者なども出ており、「販売期限までに売り切れない」と期限の延長を求める声もあがっていた。農林水産省によるとこれまでに申し込みのあった約30万トンのうち、小売業者が販売できたのは10万7,000トンあまりにとどまっている。こうした中、複数の政府関係者によると農林水産省はこの販売期限を延長し、来月意向も販売を認める方向で最終調整しており、小泉大臣があす正式に発表する見通し。銘柄米を中心にコメの価格の高止まりが続いており、これから始まる新米の本格的な流通の前に価格をさらに下げておく狙いもあるとみられる。