FNSドキュメンタリー大賞 令和の開国〜外国人材が握る地方の未来
宮城・石巻市で漁師として働くインドネシア人のカシワンさん。日本で漁師となって8年目。船頭の森さんは、漁師を目指す日本人の若者が減る中で2011年からインドネシア人の受け入れを始めた。宮城県内の生産年齢人口は毎年1.5万人のペースで減少していて、漁業従事者もこの20年で半減。その7割が50代以上。
宮城・石巻専修大学。卒業生のうち4割は首都圏に就職し、地元に残るのは1割程度。賃金水準の高さや業種の幅広さから東京を目指す学生が多いのが現状。インドネシア人漁師のカシワンさんの毎月の手取りは21万円ほど。うち17万円を母国の妻や両親に送っている。現地の平均月収は2万8197円。カシワンさんは18歳で技能実習生として来日。5年間働いて帰国した後、特定技能1号として再来日した。