報道ステーション Olympic Games Paris 2024
今大会初めてウクライナ国歌が響いた。フェンシング女子サーブル団体でウクライナが金メダルを獲得。エースのオリハ・ハルランは戦争に翻弄されたアスリートだった。去年7月の代表選考会では、ハルランはロシア選手との握手を拒否。フェンシングはルール上握手をするまでが競技ルールのため、失格処分となった。さらにパリ五輪出場資格も失った。ハルランは被害の大きい南部出身。家族は今も現地に残っており、祖国を思う行動だったが、SNSには非難の声も寄せられたという。そんな中、届いた国際オリンピック委員会からの招待状。国の状況を考慮し、特別にパリ五輪に出場できるようになった。こうして迎えたパリ五輪団体戦。ウクライナは勝ち進み決勝戦へ。あと5点で敗退という状況下でハルランが登場。次々と得点を重ね勝利に貢献。ハルランは「ウクライナは決して諦めない。自由のために戦うところを見せられた」などと語った。