THE TIME, 全力TIMEライン
天ぷら店などで廃棄された食用油が飛行機の燃料に使われている。次世代燃料「SAF」と呼ばれていて、通常と比べ、二酸化炭素の排出量を最大8割削減できる。世界の航空業界で使用する燃料のSAFの割合を2030年までに、10%までに増加させようという動きがある。世界中で工場が建設されるなど、廃食用油の獲得競争が始まっていて、輸出価格は、1年余りで2倍以上に高騰している。今週、横浜市と日本航空が連携し、家庭の廃食用油を回収する取り組みも行われた。日本では、年間10万トンの廃食用油が排出されていて、9割が捨てられているという。廃食用油が価値のあるものであると周知するために、商品券などと交換するといった取り組みが行われていく可能性があるという。