ひるおび! 地球を笑顔にするWEEK 2024秋
人材派遣会社ではなく「犬材派遣会社」Buddiesでは、正社員ならぬ正社犬が癒やしを提供してくれる。バディーズの代表取締役・寺田かなえは臨床獣医師でもある。バディーズには保護犬の正社犬としてビーやクマ、トビーが務めている。この会社のコンセプトは「保護犬に新しい生き方を、あなたにカラフルな毎日を」。保護犬がバディーズに務め、バディーズが企業や利用者に保護犬を派遣してサービスを提供する。企業や利用者からは利用料をもらい、給料(エサ代)として保護犬たちに還元していくというもの。
東京・六本木のコワーキングスペースでは、仕事をする女性の足下には犬。毎週、木曜日と金曜日に行われている「ポーワーキング」は、肉球を意味する「ポー」と、「コワーキング」をかけ合わせた造語。バディーズには正社員ならぬ正社犬として、独自の肩書を持った3匹の犬が働いている。CEOならぬCEDのビーちゃんは控えめだが、愛情表現が豊か。CODのクマちゃんは、人懐っこいアイドル気質。CXDのトビーくんはとても優しい性格で、子どもからお年寄りまで安心して触れ合う事が出来る。この日は営業回りの様で、沢山の人に挨拶して回っていた。撫でられたり、おやつをもらったり、休憩を促す姿もみられた。時には食いしん坊のトビーくんがおやつが入っていたコップを噛り怒られてしまった。正社犬としての仕事はこれだけではない。ヨガをしながら犬と触れ合う「DOGA」では、足や体の下を通過したり、ポーズを決めながらおやつをあげたりする。人とのふれあいは犬にとってもストレス軽減につながるという。寺田は獣医師として行き場のない保護犬を引き取り、トレーニングや体調管理をした上で、様々な人に癒やしを届けている。寺田は獣医師の強みを活かし、病気の治療や、怖がりなど内面のケア、さらに獣医の知識を使ったトレーニングなどもできるので、利用者も安心してサービスを受けることができる。