Nスタ (ニュース)
札幌市では今日午後から備蓄米が5キロ2150円で販売開始された。都内のスーパーでは2021年産の古古古米は今月下旬に5キロ2000円以内での販売を予定している。コメの高値が続く要因について小泉進次郎農水大臣は先週、コメの流通は極めて複雑怪奇でブラックボックスがある、卸の大手の売上高は前年比120%を超え、営業利益は前年比500%ぐらいだと話した。ドン・キホーテの運営会社トップも、JAと小売業者の間の卸問屋が最大5つも存在していると指摘している。金沢米穀販売の金澤富夫さんは、相場を上げるために買い集めているのではなく、安定的に供給するためだとしている。また、随意契約の備蓄米放出によって卸売り間の取引価格が急落していると話す。卸売業者の間で売買するスポット取引価格は玄米60キロあたり5月23日の時点では5万円だったが6月5日時点では4万3500円に急落している。小泉進次郎農水大臣は、民間在庫を十分に把握出来ていないと、対応を急ぐ考えを示した。