Nスタ (ニュース)
今月から始まった食料支援。農林水産省がフードバンクなどに無償で配っている備蓄米12トンを約1万2000世帯に届ける予定。随意契約の備蓄米が大手小売店に並び始めてから約1カ月が経過した。先月22日までの一週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、前の週より119円下がり3801円。5週連続で値下がりとなっている。そうした中、値下げに踏み切ったのが弁当チェーンのほっかほっか亭。競争入札の備蓄米を約1000トン調達できた為、先週からライス大盛りを20円値下げした。一方、課題も浮き彫りとなっている。一ヶ月以上前に備蓄米の購入申請を行ったスーパーマルヤスでは申請した小売店が多かったためか未だコメが届いておらず、来週ようやく入荷の目処が立ったという。新米が出回る前野8月末までに販売するという条件がある備蓄米。そのため売れ行き次第では精米前の玄米での販売量を増やすとして対応する可能性があるという。8月末までの販売条件については大手コンビニなども期限の延長を求めている。卸売業者らに精米作業の余力について調査したところ、468事業者のうち約4割が「精米の余力が半分以上ある」と回答。小泉農水大臣は余力のある業者とのマッチングで備蓄米の流通を加速化させる考えを強調した。