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きのう農水省が最新の備蓄米の流通量を発表した。今月13日までに集荷業者に引き渡された量は備蓄米全体の65%に当たる13万8000tほど。スーパーなどの小売店まで流通したのは1.4%程度。流通経済研究所・折笠俊輔氏によると、備蓄米の流通には1カ月~2カ月ほど。国から集荷業者(JA全農など)2~3週間、集荷業者から卸売業者に1~2週間、卸売業者から小売業者に1週間程度。折笠氏は「備蓄米を集荷業者が買った後に卸売業者と集荷業者の間で売買契約の商談が必要。今度は卸売業者と小売業者の間で商談が必要。かつ今度は卸売業者が精米して袋詰めする工程が入る。備蓄米が入ってきたら急いで精米しないといけないが、すでに精米工場の予定が詰まっていて、そこの稼働の調整とかがかかってくるので、調整時間も含めてこれぐらいかかってくる。精米する卸売業者を増やすという意味では流通先を増やしていく動きが必要。お米の生産量も足りてないと思う。消費者は値下がりを待ちつつも落ち着いて日頃と同じような買い方をしていくのが良いのではないか」等とコメント。
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