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パリ五輪7人制ラグビーのレフェリーに選ばれた桑井亜乃さん。2016年のリオデジャネイロ五輪に選手として出場し、今度はレフェリーとして五輪に出場する。世界のラグビー界で初めてとなる選手でもレフェリーでも経験する大舞台。その偉業の裏には、なみなみならぬ努力があった。日本ラグビー協会公認レフェリー・桑井亜乃さん34歳。8年前のリオデジャネイロ五輪で、当時新たに採用された7人制ラグビーの日本代表として出場し、トライも決めた。次の東京五輪も出場を目指したが代表に選ばれず、3年前、31歳で現役を引退。引退したときに書いたメモ「世界初!選手とレフェリーでオリンピアン」と次の目標を心に決めていた。五輪のレフェリーに選ばれるのは世界で20人ほど。まずは体力面を強化。週に5日、社会人チームの練習に参加して一緒にメニューをこなした。現役時代さながらの筋力トレーニング。去年から国際大会で30試合以上、審判を務め、実績を積み上げてきた。パリ五輪アジア予選で主審を務めた。桑井さんは「選手がノーストレスの状態で最高のパフォーマンスを発揮してもらえるレフェリングをしたい」と語った。