首都圏ネットワーク (ニュース)
宅配業界ではネット通販の需要の高まりなどで配達件数が増える一方、ドライバー不足が深刻で再配達によるドライバーへの負担が課題となっている。再配達を減らそうとマンションの管理会社と宅配大手3社が連携した実証実験が都内で始まった。宅配各社からすべての住民の荷物を一括して受け取るのはマンションの管理員。このマンションの戸数はおよそ200戸。荷物は多いときで一日当たり150個届けられる。受け取った荷物はマンションの管理員が各社に代わってそれぞれの部屋に配達する。この方法では居住者が不在で敷地内の宅配ボックスも空きがない場合やセキュリティー上、置き配ができないマンションでも対応できる。ただ、マンションの管理員の業務の負担は増えるため管理会社が宅配各社から一定の委託費を受け取り管理員の給与の増加などにつなげることも検討している。