2024年11月26日放送 5:00 - 6:00 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
きのうまでのニュース&各地の話題

出演者
渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 小野文明 野口葵衣 
(オープニング)
オープニング

オープニングと挨拶。

(ニュース)
控除引き上げ幅・財源確保策 焦点に

税制改正に向けて、本格的な議論が始まった。主なテーマは住宅ローン減税、iDeCo、退職金、防衛増税、中小企業の優遇、ガソリン減税、年収103万円の壁、高校生の扶養控除。都内で開かれた全国知事会で知事からは「年収103万円の壁の見直し」で地方自治体の税収が減ることへの懸念が示された。焦点の1つが、税収が減ることに対する財源の確保策。国民民主党は、基礎控除などの金額を、103万円から178万円に引き上げることを主張しているが、そのとおり引き上げた場合について、政府は、国と地方の税収が合わせて7兆円から8兆円減ると試算している。政府与党内や自治体からは強い懸念が出ていて、税収が減ることの影響を考慮しながら、議論が行われることになる。そしてもう1つの焦点となるのが、控除額の引き上げ幅。ポイントは、何を基準に引き上げ幅を決めるか。国民民主党は、103万円から178万円に引き上げる根拠として、控除額が103万円になった1995年からの東京都の最低賃金の上昇幅をもとにしたと説明している。一方、政府与党内では、最低限の生活費には課税しないという基礎控除の考え方を踏まえると、最低賃金ではなく、物価の上昇率を用いることも選択肢だという声があり、議論が活発化する見込み。

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全国知事会議国民民主党宮城県山梨県平井伸治村井嘉浩長崎幸太郎鳥取県

「年収103万円の壁」見直しで合わせて検討されるのが、アルバイトなどで働く学生に関わる仕組み。広島市中区のお好み焼き店では、大学生のアルバイトを多く雇っているが、この時期の悩みの種が、秋以降には、働く人手を確保するのが難しいというが、こうした働き控えの背景にあるのが、特定扶養控除という仕組み。学生など、19歳以上23歳未満の子を扶養する親の所得から、63万円を差し引くというものが、子の年収が103万円を超えると、親がこの控除を受けられず、家族全体での税の負担が増えることになる。この特定扶養控除も扱いが検討される見通し。

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中区(広島)

来年度の税制改正に向けて、自民党、公明党両党は、税制調査会の総会を開き、本格的な議論を始めた。来月中旬をめどに、与党の税制改正大綱をまとめることを目指す考え。少数与党の自民党、公明党両党としては、今後の国会運営なども見据え、国民民主党との間でていねいに調整を進めて、税制の協議でも一致点を見いだしたい考え。

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公明党国民民主党宮沢洋一自由民主党
基礎年金を底上げへ 何が変わるか

厚生労働省がきのう将来的に基礎年金を底上げするための案を示した。2015年度に初めて発動されたマクロ経済スライドについて、厚生労働省が社会保障審議会の部会で示した案によると、基礎年金では一定の経済状況を前提に、2057年度までと見込まれる抑制を続ける期間を2036年度までに短縮するとしている。抑制措置が長期化すれば、その分給付は減り続けることになるから。厚生労働省の試算では、過去30年間と同じ程度の経済状況が続いた場合、2057年度の基礎年金の給付水準は今より3割低下するとしている。必要になる財源について案では、比較的財政が安定している厚生年金保険料の積立金からの拠出や、追加の国庫負担で賄うとしている。また、在職老齢年金と標準報酬月額の上限についても見直しの検討が進められている。このうち在職老齢年金は、一定の収入がある高齢者の年金を減額する仕組み。高齢者の働く意欲をそがないよう、減額となる基準額を現在の50万円から62万円や71万円に引き上げるか、制度そのものを廃止するかのいずれかで協議を続けることになった。一方、一定の収入を超えると厚生年金の保険料の支払いが増えなくなる標準報酬月額。経済力の高い人にはより多く負担してもらう必要があるとして、上限を現在の65万円から引き上げる方針で、具体的には4つの案のいずれか。保険料収入は年間で4300億円から9700億円増えると試算される。厚生労働省は年内にも最終的な年金制度改正案をまとめ、来年の通常国会に法案を提出したい考え。

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マクロ経済スライド厚生労働省
温室効果ガス 2035年度に60%削減案

来年2月までに国連に提出することが求められている温室効果ガスの新しい削減目標について、国は有識者委員会の中で、2035年度に2013年度比で60%削減するという案を示した。これについて委員からは、「気候変動の影響が今後ますます懸念される中、より踏み込んだ目標を示してもよいのではないか」とか、「着実に実施できる目標を立てることが大事だ」といった意見が出されていた。

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国際連合
“再配達減少へ”実証実験

宅配業界でドライバー不足が深刻になる中、再配達の減少につなげようと、マンション管理会社が一括して荷物を受け取り住民に配達する実証実験が始まっている。宅配ボックスの空きがない場合や置き配ができない場合も対応が可能なため効率化につながるとしている。

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中央区(東京)大和ライフネクスト
10月 全国のデパートの売上

全国のデパートの10月の売り上げは4477億円余りで、既存の店どうしで比べると去年の同じ月より0.7%減少した。記録的に気温が高くなった影響で秋冬物の衣料品の売り上げが伸び悩み、前の年の同じ月を2年8か月ぶりに下回った。一方で外国人観光客向けの免税品の販売は好調で、10月の売り上げは508億円と32.3%増えた。

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免税品
(スポーツニュース)
プロ野球 ベストナイン発表

担当記者などの投票によって選ばれる今シーズンのベストナインが発表された。セリーグは投手:巨人・菅野智之、捕手:DeNA・山本祐大、一塁手:巨人・岡本和真、二塁手:巨人・吉川尚輝、三塁手:ヤクルト・村上宗隆、遊撃手:ヤクルト・長岡秀樹、外野手:阪神・近本光司、中日・細川成也、ヤクルト・サンタナ。6人が初めての受賞。26年ぶりに日本一に輝いたDeNAからは、チームを支える打てるキャッチャー・山本選手がプロ7年目で初めて選ばれた。巨人からは最多の3人。岡本選手はファーストで初受賞。143試合に出場して4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。ホームラン王と打点王の2冠、村上選手は、2年ぶり3回目の受賞。村上選手は「来年もベストを尽くしてプレーする」とコメント。

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ドミンゴ・サンタナ吉川尚輝山本祐大岡本和真村上宗隆横浜DeNAベイスターズ細川成也菅野智之読売巨人軍近本光司長岡秀樹

「パリーグ」投手:ソフトバンク・有原航平、捕手:ロッテ・佐藤都志也、一塁手:ソフトバンク・山川穂高、二塁手:楽天・小深田大翔、三塁手:ソフトバンク・栗原陵矢、遊撃手:ソフトバンク・今宮健太、外野手:ソフトバンク・周東佑京、近藤健介、楽天・辰己涼介、指名打者:日本ハム・レイエス。初受賞が7人。4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクからは、球団別で最多となる6人が選ばれた。ホームラン王と打点王の山川選手は2年ぶり4回目の受賞。山川選手は「またこの賞に選んでもらえるよう頑張る」とコメント。キャッチャーは佐藤選手が5年目で初受賞。ことしは116試合に出場し、規定打席にも到達。プレミア12で初めて日本代表にも選ばれ、活躍の1年だった。

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高校の部 横浜が優勝

明治神宮大会の決勝高校の部では横浜高校が優勝。決勝:横浜高校4−3広島商業。横浜は松坂大輔さんたちが初優勝して以来、27年ぶり2回目の優勝。横浜は初回小野舜友選手のタイムリーなどで先制、主導権を握る。9回横浜は奥村頼人投手がしっかりと抑え勝利。横浜・奥村頼人は「ホッとした気持ち」と語った。

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(特集)
長期闘病の子どもと家族をサポート

小児がんや心臓病など長期間にわたり入院が必要な子どもたちはつらい治療に加え休学や進学をあきらめるといった課題に直面する。さらにその家族も不安や悩みを抱えて孤立しやすいという。こうした中香川県丸亀市の団体・NPO法人代表・吉田ゆかりは当事者たちを支え闘病中も楽しみや安心を届けようと活動している。吉田は9年前10歳の二男が小児がんと診断され突然の入院生活を経験した。自分が守ってあげるという思いで仕事を減らし看病に費やしたが、返って親子を社会から切り離してしまうことになったという。転機となったのは県外の大きな病院に移ったこと。そこでは同じような境遇の保護者が集まり、支援などについて広く情報交換などをしていた。自分と同じような状況に陥る親子を少しでも減らしたいと、吉田はNPO法人を設立。交流場所を設けたり、毎週末のようにイベントを開催。さらに子供たちの孤独を和らげる取り組みも。分身ロボットを学校の授業やイベントに貸し出し病室からでも友達との時間を過ごせるようにしている。この取り組みに救われた親子は、吉田が学校に掛け合って修学旅行に分身ロボットを横行させてもらうことができたという。現在親子は吉田が企画するイベントに積極的に参加をし自分たちの経験を伝えるようにしている。そして、吉田は今地域の人たちに知ってもらう活動にも力を入れている。イベントに参加して闘病中の子どもたちの募金を募るとともに、万が一の時には支援が受けられることを知ってもらおうとしている。

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おはよう天気
全国の気象情報

札幌、東京の現在の様子と全国の気象情報を伝えた。

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(経済情報)
経済情報
(ニュース)
次世代太陽電池 “2040年には原発20基分に”

脱炭素社会の実現に向けて政府は、薄くて軽く、折り曲げられる次世代の太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を2040年には、原発20基分に相当する20ギガワットまで普及させる目標案をまとめたことがわかった。京都大学発のスタートアップ企業が開発した太陽電池は発電効率が高く、室内の光でも発電が可能。手のひらに収まるほどの小型の太陽電池の開発に会社がいま開発に取り組んでいる。スマートフォンやセンサーなどの電源として活用することが想定されている。KDDIとは通信基地局に太陽電池を取り付けて発電する実験を行っているほ、トヨタとも電気自動車の屋根やボンネットに搭載できる太陽電池の開発を進めている。実用化に向けては、長時間発電し続けることができる耐久性が課題だということで、この会社では、再来年の量産化を目指して開発を加速させている。この太陽電池をめぐっては、中国やヨーロッパなどでも量産化を目指す動きが相次いでいる。

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ペロブスカイト太陽電池京都大学
NEWS WEB チェック
ヘルメットは普及しても… 遺族の思い

愛媛県は自転車用ヘルメットの着用率が全国一。しかし事故の死者数は全国で3番目に高い。交通事故の撲滅に向けて、活動を続ける遺族で父親の渡邉明弘を取材。10年前、息子の交通事故で亡くした。死亡事故をきっかけに、行政は対策に乗り出し愛媛県教育委員会は県内の県立高校の校則にヘルメットの着用を盛り込み対策を強化。しかし、学生のヘルメットの着用ばかりに注目が集まることについて、渡邉さんは複雑な思いを抱いていた。高校の文化祭で息子の写真を展示したところ新聞などに取り上げられ、各地の学校などから講演依頼が来るようになった。特にメッセージを届けたいと考えているのが大地さんと同世代の学生たちではなく、車を運転する大人たちだという。

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地域発ニュース
長野 もみじで草木染め

長野県箕輪町で、地元のもみじの葉を使って草木染めの体験をする催しが開かれた。

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もみじ箕輪町(長野)
佐賀 国際運動会で交流

佐賀市では「国際運動会」が開かれミャンマーやネパールから来日した外国人や地元の人たちおよそ170人が集まった。

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佐賀(佐賀)
北海道 正月の「口取り菓子」

北海道函館市で正月に縁起物として食べられる「口取り菓子」と呼ばれる和菓子の製造が、盛んに行われている。

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函館(北海道)口取り菓子
兵庫 蛇の置物づくり

兵庫県豊岡市では来年の干支にちなんだへびの「出石焼」の置物づくりが最盛期。

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出石焼豊岡(兵庫)
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