力士を支える“秘密の裏側”大調査Q

2025年9月30日放送 20:03 - 20:20 フジテレビ
今夜はナゾトレ 協会100周年!学べる“大相撲”SP

相撲会場ののぼりは、会場の目印にもなり、縁起物として江戸時代から立てられるようになったという。現在は、100本以上ののぼりが立てられている。大分市にある太田旗店は、江戸時代から続く老舗で、1場所で50本以上ののぼりを作っている。90年代後半頃から、パソコンでデザインしている。上部には四股名、下部にはスポンサー名を入れる決まり。四股名は、力士の成績が右肩上がりになるように右肩上がりに書かれている。もち米粉などでできた糊を色を染めたくない部分に塗る「糊置き」を行う。これが白い縁になり、模様を際立たせる。染色し、水洗いする。余分な染料と糊を落とせば、のぼりの完成。ここで問題。のぼりにデザインされている模様の由来は、「稲妻の閃光」「刀で斬った跡」のどちらか。IQ120の問題。解答者は全員、稲妻の閃光と答えた。正解は、刀で斬った跡。袈裟斬りと呼ばれる模様で、相手を確実に倒してほしいという願いが込められている。太田旗店では、懸賞旗も制作している。取組に懸賞金を出した会社の旗で、1本7万円から応援する幕内の取組にかけられる。下にはフレンジと呼ばれる房飾りをつけるのが決まりで、土俵で掲げられたとき、美しく注目を集めるようにするためだという。
本場所で使用するまわしは、締込と呼ばれ、絹で織られ、1本100万円以上するものもある。現在まわしを作っているのは、日本では3社。滋賀県長浜市にあるおび弘は、唯一手織りでまわしを作っている。70年前から使っている専用の手織り機で、羽二重という技法で織り上げる。強度を上げるため、通常の着物の10倍以上の糸を使用している。1日に織れるのは約70センチ。9メートルのまわしを織るには、10日以上かかる。問題。丈夫なまわしを作る工夫は、「1年間保存する」「縦横で糸の硬さを変える」のうちどちらか。解答者は全員、「縦横で糸の硬さを変える」と解答。正解は、縦横で糸の硬さを変える。まわしの表面はほとんど縦糸で、履き心地を良くするため、細く柔らかい糸が使われているが、強度が弱いため、横糸には太く硬い芯と呼ばれる糸を使う。
力士の夏の普段着・浴衣は、力士の好みで作られている。注染という伝統技法が使われている。布に染料を注ぐように流し込む技法で、色の滲みを活かせるのが特徴。幕下以下の力士は、部屋から支給された浴衣「仕着せ」を着用しなければならない。十両以上になると、自分専用の浴衣が作れる。問題。横綱だけが作れる柄は、「綱」「軍配」のうちどちらか。IQ120の問題。解答者のうち3人が綱、2人が軍配と答えた。正解は、綱。
足袋が履けるのは十両以上の力士で、幕下以下は、日常で使用することも禁止されている。足袋作りを手がける大野屋總本店は、江戸時代から続く老舗。足や指の長さなど細かく計測し、3つのパーツの型紙を制作する。型紙に合わせて裁断したら、大正時代のミシンで縫い合わせる。布に丸みや膨らみを出し、大きさをミリ単位で調整することで、立体的に仕上がるという。問題。履き心地を良くするために行うことは、「木槌で叩く」「蒸籠で蒸す」のうちどちらか。


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