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今週、東京都現代美術館で行われた「不登校生動画甲子園」。不登校経験のある10代が同じく学校生活に悩む人たちへ向け、自分の経験や環境の変化などを動画にして伝えるコンテスト。自身も不登校を経験した審査委員長の中川翔子は「「不登校」という言葉に対してネガティブということだけじゃなく、「どんなふうに時間を使っていこう」気持ちの角度を変えてみるだけでも変わる」と語った。投稿された動画は220本。多くが不登校を前向きに捉えていた。特別賞を獲得した作品を紹介。マジックで大勢の人を笑顔にしている青年。不登校をきっかけに出会ったマジックで人生が変わった様を伝えている。今回の甲子園に特別な思いで参加した16歳のリセなさん。中学生の時に学校になじめず不登校に。そのころの気持ちをメッセージにして描き上げたのは「変われる生き物」。今では週に3日ほど登校できるようになった自分を幼虫がチョウになるまでに例えて描いた。実は去年もコンテストに参加したリセなさん。それをきっかけに多くの人と交流が生まれ学校に通えるようになった。リセなさんは「行く・行かないの選択肢はその人に合っている方に行けたらいい」と語った。厚生労働省によると、夏休み明けは自ら命を絶ってしまう子供が多くなる傾向に。このコンテストを開催する意味について主催者のTikTok Japan・金子陽子さんは「動画に表現されている考えも皆それぞれ違う。不登校の子どもたちから見て自分がやっていることは1人じゃない。自分のやり方でもいいんだと思ってくれる人が増えたらうれしい」と語った。