ノンストップ! (ニュース)
おととい、演歌界のレジェンド、北島三郎さんの米寿88歳を記念したコンサートが東京・八王子市で行われた。北島さんがステージで歌声を披露するのは1年4ヵ月ぶり。ステージには細川たかしさん、美川憲一さん、瀬川瑛子さんら大御所から、未来の演歌、歌謡界を担う若手アーティストまで全29組が登場し、4時間を超えるステージが繰り広げられた。番組では超貴重ライブに出演した豪華出演者を取材し、歌の心について聞いた。「令和・歌の祭典」と題されたこのコンサートでは、昭和のヒット曲のカバー、出演歌手の名曲の数々が披露された。山川豊さんは今年1月、ステージ4の肺がんであることを公表し、現在闘病中。この日は変わらぬ力強い低音を会場に響き渡せた。実の兄である鳥羽一郎さんは、山川さんから肺がんであることを告げられた当時を振り返った。コンサートでは北島さんが提供した楽曲「演歌兄弟」を2人で披露。鳥羽さんの次男・木村徹二さんは、父と叔父の歌手としての姿勢について「エネルギーがすごい」などと語った。
細川たかしさんの弟子・杜このみさん、田中あいみさん、彩青さんを含めた「細川たかし一門」が集結。細川さんが全幅の信頼を寄せる弟子たちに伝授したいことは、なるべく太らないようにすること。細川一門の悩みは、ついつい食べてしまうこと。美川憲一と純烈のメンバーは北島三郎さんら先輩たちの歌にパワーをもらったという。美川は「母を2人面倒みないとけなかったのでお金のためにこの世界に入った。ヒットして親孝行できてよかった。」などと話した。
コンサート終盤では、ファン待望の北島三郎さんの米寿を記念した新曲「東京の空」を初披露。力強く1番を歌い終えると、細川たかしさんと目を合わせ、笑顔を浮かべた。細川さんは感極まった様子だった。最後には出演者全員と「まつり」を熱唱。終演後、三女でコンサートのMCを務めた水町レイコさんがインタビューに答えてくれた。時代を超えて届けてきた演歌を、北島さんは日本の歌で生活の歌だと捉えている。