北海道の金山 外資系企業が注目

2026年5月21日放送 14:30 - 14:35 NHK総合
列島ニュース リポート

北海道・遠軽町の白竜地区で去年7月、金を含む鉱石が見つかった。戦前、北海道は全国有数の金の産出量を誇った。次第に採算が取れなくなり、1980年代に道内の金鉱山は全て閉鎖。取材を続けると金鉱石を見つけたのはカナダ・バンクーバーに本社がある企業だと分かった。この会社はかつて金の採掘が盛んだった日本の鉱山跡地に着目。調査に100億円の資金を投じ、10年以上の調査の中で今回の遠軽町での発見に至った。日本に注目したもう一つの理由が日本の鉱山をめぐる法制度だった。国内で金などの鉱物を掘るためには鉱業法という法律により国から試掘権を取得する義務がある。国は金などの鉱物を安定的に供給するため、2011年に鉱業法を改正し、選定条件に資金力や技術力を盛り込んだ一方、外資系企業であっても日本法人なら取得可能にした。こうした条件をクリアし試掘権を手にしたのがカナダ資本の企業だった。外資系企業による国内の金の試掘は広がりを見せている。2024年以降だけでも4つの外資系企業の日本法人が道内の9市町で試掘権を取得していた。こうした動きについて北海道大学・川村洋平教授は「まさしく転換期だと思う。日本こそ今は労働力をちゃんと使って自分たちで掘っていく。そのための技術を遅れていた分、海外から吸収するいい機会」と語った。道内の金鉱山の試掘に地元自治体からは可能性に期待する声とともに、試掘によって環境に悪影響が出ないか懸念する声も上がっている。会社にも地元の声にどう向き合うと聞くと、ジョン・プルースト代表は「そうした反応を尊重し、丁寧な説明をして住民の理解を得たい」と語った。


キーワード
北海道大学バンクーバー(カナダ)遠軽町白竜地区(北海道)

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