- 出演者
- 山内泉
オープニング。今回は十勝岳の「大正泥流」から100年を迎え、火山災害にどう備えるか考える。
火山泥流は土石流の一種で、火山噴火で出た噴出物が水と一体となって流れることだという。火山泥流が起こった十勝岳の噴火は、火山噴火の規模を示す指数で1~2程度の非常に小規模な噴火だったとのこと。
1926年5月24日に十勝岳が噴火し、噴火による噴出物などが火山泥流となり山をくだった。専門家の研究によると、泥流の幅は100mで高さは5~6mだという。泥流のスピードは平均時速にすると60kmくらいとされており、馬に乗って逃げたが泥流に追いつかれ亡くなった人もいたという。泥流は噴火から27分後に火口から20km離れた旧上富良野村の中心部に到達し、噴火から50分後には泥流が村全体に広がった。泥流は最終的に30km以上離れた場所まで到達し、死者・行方不明者の数は144人で、20世紀以降国内で最も多くの被害をもたらす火山災害となった。
平均時速60キロという話だったが、最大では時速100キロに到達したという。噴火に山体崩壊が加わると大規模な泥流になる。山体崩壊は山が脆くなり何等かにきっかけで崩壊するメカニズム。十勝岳の場合は地下に熱水だまりがありマグマによって更に熱され山に熱水やガスが染み込み山の中を脆くした。土砂が出たり水が吹き出しただけでは雪はなかなか溶けないが、十勝岳の場合は高温の熱水だっため雪を効果的に溶かしたとされる。大量の土砂が供給される減少が起きれば泥流は発生する。浅間山で起きた天明の噴火。約1500人が亡くなった大災害。
噴火に対する備えを見ていく。富良野川では砂防施設がある。流れてきた大きな石や木を受け止めるスリットダムがある。下流の方には貯水池になっていて泥流の規模を減少させる。気象庁がしている活火山は111ある。特に活発な火山は監視を続けている。
上富良野町では40年前に全国で初めて全世帯に配布したものがある。それが火山防災のためのマップ。泥流が押し寄せる可能性のあるエリアを記載されている。避難できる場所も記載された。2年後の1988年に十勝岳が噴火した。マップを配布していたことで非難が比較的スムーズに行なわれたとされている。その成果から防災マップを配る地域が全国で増えた。2000年に北海道の有珠山が噴火。壊れた建物は約850棟だが犠牲者はいなかった。事前に16000人が避難することができた。その際に全世帯に防災マップを配って準備していたことが役立ったという。災害に備えて様々な活動を続けている。街では防災士資格取得に補助金を出している。全25町内会に2名以上の防災士がいる。子どもたちへ語り継ぐ活動も行っている。
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- 上富良野町(北海道)十勝岳有珠山
徳井さんは「自分の孫の世代まで考えたら噴火しないと考える方が楽観的すぎる。今後100年と考えるといつかは来るだろうし、その時にどうするのか」などと語った。紙芝居での伝承も紹介されたが、井森さんは上毛かるたを未だに覚えているという。
「全国火山ハザードマップ」を作っている。QRコードからアクセスすることができる。
中川さんは「火山噴火というのは火山の負の側面で我々に災害をもたらす困った現象だが火山の一生を見た場合に噴火はほんの一瞬。それ以外の長い時間は火山は静かで温泉や美しい風景を我々に与えてくれる。火山と賢く共生していくことが大事」と伝えた。
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